ポイッ

土曜日の夜・・・覚悟していた。
何がどう起きるのかはわからなかったけど、
でも何が起こっても・・・と覚悟だけはしていた。
できれば、どうせ何かが起きるのなら。昨日の夜が良かった。
あんなものを見られて・・・
悪いことでもないのに、屈辱的なくらいに恥ずかしい。

元旦那が求めてくるとしたら、休日の前日の夜。
次は火曜日の夜が危ない。
もうすぐ生理がくる頃。
正直なところ、生理前はからだが疼く。
感じたらどうしよう、と不安に思う。
バイブを使われたら・・・自信ないかも。

無性に誰かに抱かれたくなるときがある。
そんなときでも、元旦那だけは嫌だった。
いつからだろう・・・こんな風になったのは。

あっ、なんだぁ、捨てればいいじゃ〜ん。
ちょっともったいない気がするけど・・・置いといてあいつに使われるのだけは嫌だもの。
バカだね、何を悩んでいたんだろう？
あ〜良かった〜☆
ほんと〜に良かった！

もう、バカ元旦那、早く出て行ってくれないかな〜
早く自由になりた〜い！
日曜日も自由に出かけられないの、クスッ・・・

そうだ！
来年の春、元旦那の転勤が決まったら、大好きな彼に逢いに行こう！
口実は何にしよう？
同窓会？　祖母の見舞い？　同級生に会いに？
ダメダメ、口実なんて作ったら。
それじゃあ、昔と何も変わらないもの。
きちんと言うんだ。
「逢いたいです」って。
ほんの少しで良いから、腕を組んで歩きたい。ギュッと抱きしめてもらいたい。
それくらいなら、許されるよね？

できれば、1週間くらい泊まってこよう。
いくら忙しい彼でも、1週間もいれば、どこかで逢ってもらえるはず。
迷惑かもしれない・・・けれど、でもわがままを許して欲しい。
1週間したら、必ず帰るから。
1週間だけの押しかけ女房をしちゃうから。

わたしの新しい人生の門出を祝いたいんだ。
そうそう、レディーに言うときっと反対するから、秘密だよ。
あっ、でもレディーと一緒に行くとびっくりするだろうな。
いえいえ、そうすると、わたしとの時間が半分になるから、やっぱり内緒だね。

あ〜、人生が急に明るくなってきたぞ〜
善は急げだ。
わたしの気が変わらないうちに、彼にメールをしようっと。
「逢いに行くね☆」って。
「今でも好きだよ☆」って。



やっぱり、無理かも・・・。
わたし、もう若くないし・・・
ポチさんって、いくつなのかな〜？

わたしだって、わたしだって、

抱いて欲しいよ。

わたしにだって、

尽くさせて欲しい。

気分が安定していないね・・・