蒸し暑い夏の夜だった・・・
2006年7月28日 過去の日記帳からSに問われて、わたしは話し出した。
彼にも言っていない悪夢を・・・。
合コン。
大学時代、彼がいるわたしは合コンなんか一度も行かなかった。
当たり前よね。
なのに、
なぜか、その日だけ行ってしまった。
今でも後悔している。
どうして行ったりしたんだろう?
合コン。
なぜかいつもより、テンションが高くなっていた。
はじめての合コンだから?
大学の試験が終わったから?
合コンでは、男の子がチヤホヤしてくれたな。
下心があるから・・・
でも、わかっていてもうれしいかったのかな?
いつもよりたくさん飲んで・・・
はしゃいで・・・
バカなわたし!!!!!!!!!!!!!
夢の中で彼に抱かれていた。
「あ〜あ、〇〇〇〇〜」
彼の名を呼ぶ。
でも、誰か知らない男の声がする。
ハアハアという息づかい・・・
誰? 何をしてるの?
ちょっと、何、これ?
あなた誰? ちょっと止めてよ!
でも、怖くて? びっくりして? 声が出ない。
誰かが、顔のない誰かが、わたしの目の前にいる。
白い天井。
顔のない顔。
何が起きているのか、わかったその瞬間、吐き気がからだの奥から急激にこみ上げてきて・・・、吐いた。
仰向けに寝ているので、鼻の中や目の中にまで、自分が吐いた物が入ってくる。
息ができない、目が見えない!
声がする。
「うわっ、汚ねえ。」
違う声もする。
「俺まだだぜ!」
3人???
顔に衝撃と痛みが走る。
何? 殴られたの?
衝撃で息ができるようになった。
ゴホゴホッとむせながら起き上がるわたしの背中に、また衝撃と痛みが走り、ベッドの下まで転がり落ちる。
壁で頭を打ち、クラクラする。
「なんだ、アンアン言ってたくせに、吐きやがって。」
「俺、まだだったんだぜ!」
何かが飛んできた。
・・・
そのあとどうしたんだろう?
どうやって帰ったんだろう?
そんなことはどうでもいい。
彼にどうしたら許してもらえるんだろう?
中に出された・・・。
まさか、妊娠なんてしないよね?
暑いな〜、夏なのかな〜。
何日過ぎたのかな〜。
今日は・・・、8月1日???
あっ、彼が帰ってくる日だ。
お弁当を作らなきゃ。
今考えると、あの時どうしてお弁当を作らないといけないと思ったのか、わからない。
でも、絶対に作らないといけないと思った。
最高に美味しいお弁当。
でも、上手にできない・・・
あの夜から、感覚が麻痺している。
これって、美味しいのかな?
もう1回作り直そう。
あっ、もう、約束の時間が過ぎてる。
電話が鳴ってる。
彼からだ。急がないと・・・。
彼が待ってる。
もう、何時間も遅れてる。
もう、待ってないよね?
あっ、彼だ。
バカみたいに待っててくれたんだ!
何? 怒ってるの?
せっかくお弁当を作ったのに・・・。
食べる場所がない???
何よ、人がせっかく作ったのに!
こんなもの、ゴミ箱に捨ててやる!
もう勝手にしたら!
わたし帰る!
あれ、どうしてわたし帰ってるんだろう?
あっ、彼が呼んでる。
引き返さないと。
謝らないと。
何を謝るの?
お弁当を作ったこと?
遅刻したこと?
怒ったこと?
それとも、あの夜のこと?
振り向けない、引き返せない。
彼、今日どんな顔をしてたっけ???
そして、次の日も、その次の日も、電話をくれてもわたしは出ない。
そして、電話がなくなった。
しばらくして・・・、また電話をくれたらしい。
「K君、明日帰るそうよ。」
お母さんが何か言ってる。
じゃあ、帰れば・・・、わたしを残して、独りぼっちにして・・・
暑いな・・・、
もう9月???
大学にも行ってないな・・・
「ラビ、いい加減にしなさい! 何があったの? ほら、K君からの手紙よ!」
えっ、手紙?
字が読めない・・・
吐き気がする・・・
まさか・・・
そういえば、あるべきもの最近ない・・・
母と一緒に病院に行って堕ろした。
赤ちゃんごめんね・・・
お母さんが何か言ってる。
もう彼に逢えないな。
もう、彼のお嫁さんにはなれないな。
デートしたいの?
いいわよ。
次はどこに行くの?
ホテル?
いいわよ?
下手ね。
じゃあ、帰るわね。
次?
もう、逢いたくないわ。
あなた誰?
あなたもデートしたいの?
楽しい気分にしてくれるの?
楽しい?
そうね、そうかもね。
部屋に来ない?
いいわよ。
避妊してね。
早いわね、もう終わり?
じゃあね。
もう、彼と結婚できないもの。
どうなってもいいもの。
どうでもいいから、
淋しいから、
楽しい気分にさせてくれない?
そうやって、わたしは冬を迎えた。
彼が帰ってくるんだって。
逢いたかった。
すごくすごく淋しかったんだよ。
いい子にしてたかって?
うん、いい子にしてたよ。
何も変わったことないよ。
普通の日々。
(ただ、もうお嫁にはいけないけど。)
あ〜ん、すごく気持ちいい。
やっぱりあなたでないとダメなの。
ずっとずっと、離さないで。
もっとグチャグチャにして。
あ〜、あ〜、もう逝っちゃう。
いっぱい、いっぱい、感じさせて・・・
(もう、昔のわたしじゃないけど。)
そう、もう帰っちゃうの?
また、わたしは独りぼっち・・・。
誰か、わたしをお嫁にしてくれない?
そうやって、わたしは彼じゃない人と結婚した。
彼にも言っていない悪夢を・・・。
合コン。
大学時代、彼がいるわたしは合コンなんか一度も行かなかった。
当たり前よね。
なのに、
なぜか、その日だけ行ってしまった。
今でも後悔している。
どうして行ったりしたんだろう?
合コン。
なぜかいつもより、テンションが高くなっていた。
はじめての合コンだから?
大学の試験が終わったから?
合コンでは、男の子がチヤホヤしてくれたな。
下心があるから・・・
でも、わかっていてもうれしいかったのかな?
いつもよりたくさん飲んで・・・
はしゃいで・・・
バカなわたし!!!!!!!!!!!!!
夢の中で彼に抱かれていた。
「あ〜あ、〇〇〇〇〜」
彼の名を呼ぶ。
でも、誰か知らない男の声がする。
ハアハアという息づかい・・・
誰? 何をしてるの?
ちょっと、何、これ?
あなた誰? ちょっと止めてよ!
でも、怖くて? びっくりして? 声が出ない。
誰かが、顔のない誰かが、わたしの目の前にいる。
白い天井。
顔のない顔。
何が起きているのか、わかったその瞬間、吐き気がからだの奥から急激にこみ上げてきて・・・、吐いた。
仰向けに寝ているので、鼻の中や目の中にまで、自分が吐いた物が入ってくる。
息ができない、目が見えない!
声がする。
「うわっ、汚ねえ。」
違う声もする。
「俺まだだぜ!」
3人???
顔に衝撃と痛みが走る。
何? 殴られたの?
衝撃で息ができるようになった。
ゴホゴホッとむせながら起き上がるわたしの背中に、また衝撃と痛みが走り、ベッドの下まで転がり落ちる。
壁で頭を打ち、クラクラする。
「なんだ、アンアン言ってたくせに、吐きやがって。」
「俺、まだだったんだぜ!」
何かが飛んできた。
・・・
そのあとどうしたんだろう?
どうやって帰ったんだろう?
そんなことはどうでもいい。
彼にどうしたら許してもらえるんだろう?
中に出された・・・。
まさか、妊娠なんてしないよね?
暑いな〜、夏なのかな〜。
何日過ぎたのかな〜。
今日は・・・、8月1日???
あっ、彼が帰ってくる日だ。
お弁当を作らなきゃ。
今考えると、あの時どうしてお弁当を作らないといけないと思ったのか、わからない。
でも、絶対に作らないといけないと思った。
最高に美味しいお弁当。
でも、上手にできない・・・
あの夜から、感覚が麻痺している。
これって、美味しいのかな?
もう1回作り直そう。
あっ、もう、約束の時間が過ぎてる。
電話が鳴ってる。
彼からだ。急がないと・・・。
彼が待ってる。
もう、何時間も遅れてる。
もう、待ってないよね?
あっ、彼だ。
バカみたいに待っててくれたんだ!
何? 怒ってるの?
せっかくお弁当を作ったのに・・・。
食べる場所がない???
何よ、人がせっかく作ったのに!
こんなもの、ゴミ箱に捨ててやる!
もう勝手にしたら!
わたし帰る!
あれ、どうしてわたし帰ってるんだろう?
あっ、彼が呼んでる。
引き返さないと。
謝らないと。
何を謝るの?
お弁当を作ったこと?
遅刻したこと?
怒ったこと?
それとも、あの夜のこと?
振り向けない、引き返せない。
彼、今日どんな顔をしてたっけ???
そして、次の日も、その次の日も、電話をくれてもわたしは出ない。
そして、電話がなくなった。
しばらくして・・・、また電話をくれたらしい。
「K君、明日帰るそうよ。」
お母さんが何か言ってる。
じゃあ、帰れば・・・、わたしを残して、独りぼっちにして・・・
暑いな・・・、
もう9月???
大学にも行ってないな・・・
「ラビ、いい加減にしなさい! 何があったの? ほら、K君からの手紙よ!」
えっ、手紙?
字が読めない・・・
吐き気がする・・・
まさか・・・
そういえば、あるべきもの最近ない・・・
母と一緒に病院に行って堕ろした。
赤ちゃんごめんね・・・
お母さんが何か言ってる。
もう彼に逢えないな。
もう、彼のお嫁さんにはなれないな。
デートしたいの?
いいわよ。
次はどこに行くの?
ホテル?
いいわよ?
下手ね。
じゃあ、帰るわね。
次?
もう、逢いたくないわ。
あなた誰?
あなたもデートしたいの?
楽しい気分にしてくれるの?
楽しい?
そうね、そうかもね。
部屋に来ない?
いいわよ。
避妊してね。
早いわね、もう終わり?
じゃあね。
もう、彼と結婚できないもの。
どうなってもいいもの。
どうでもいいから、
淋しいから、
楽しい気分にさせてくれない?
そうやって、わたしは冬を迎えた。
彼が帰ってくるんだって。
逢いたかった。
すごくすごく淋しかったんだよ。
いい子にしてたかって?
うん、いい子にしてたよ。
何も変わったことないよ。
普通の日々。
(ただ、もうお嫁にはいけないけど。)
あ〜ん、すごく気持ちいい。
やっぱりあなたでないとダメなの。
ずっとずっと、離さないで。
もっとグチャグチャにして。
あ〜、あ〜、もう逝っちゃう。
いっぱい、いっぱい、感じさせて・・・
(もう、昔のわたしじゃないけど。)
そう、もう帰っちゃうの?
また、わたしは独りぼっち・・・。
誰か、わたしをお嫁にしてくれない?
そうやって、わたしは彼じゃない人と結婚した。
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