人生が動き出した。
まず、母を説得しないと。
私一人では、店も子どもたちも困るから。
その足で、実家に行った。
両親にすべてを話した。何もかも話した。
レディーとマスターの好意を無には出来ない。
プライドなんて、ゴミ箱に捨てた。
いまも頭の中にこだまする「妊娠しないって便利だな」という夫の一言に両親も怒り、泣いた。
離婚にも賛成してくれた。
定年退職した父親も店を手伝ってくれると言った。
「やりたかったんだ、喫茶店」
「夫婦で喫茶店を出来るなんて、ラビに感謝しないとね、お父さん。」と言ってくれる母。
この年になって苦労をかけてごめんなさい。
心の中で手を合わした。
父が夫の仕事場に電話をかけて、昼間にもかかわらず
「離婚届をもってすぐに来い!」
ガチャッ!
2時間後、夫が青ざめて飛んできた。
いきなり父が命令する。
「今すぐ判を押せ!」
火曜日には、夫の両親も呼び出された。
父の怒りは収まらない。
こんなに怒った父を見るのは初めてだった。
夫とその両親と2日間話し合い、
1)離婚届けを出す
2)ただし、夫の定年まで、この場にいる者以外には離婚を伏せる
3)夫は、定年まで地方で働く
4)夫の給与は私が管理する
ということを決めた。
離婚を伏せるのは、子どもたちのことを考えたため。
そしてそのほうが、夫の手当てが減らずに済むから。
そして今日、離婚届を出した。
夫は、元夫になった。
私は、晴れて独身だ。
彼に言えないから特にうれしくもないけれど、すっきりはした。
今夜は、レディーとマスターに報告するために大阪に来た。母がマンションで子どもたちの世話をしてくれている。
これから、子どもたちの前で、仮面夫婦を演じるのが苦痛だ。夫婦でもない元夫と一つのベッドで寝るのも苦痛だ。
しかし、夫の転勤までの我慢だ。
地方をわざわざ希望するバカはいないので、転勤は確実だ。
夫は、別れた(はず)の愛人とよりを戻すかもしれない。
そのことは自由だと、夫には告げた。
このブログを書くのも今夜で最後だ。
彼のブログを読めないし、彼に知ってもらうために書き始めたこのブログを書き続けることは、レディーとの約束を破ることにもなるから。
レディーのパソコンで書いてごめんなさい。
ただ、このブログにはいろいろ助けられた。
それから、彼のブログ、そして彼自身なくして、今の状況はありえない。
レディーに会えたのも、マスターが快く店を貸してくれるのも、すべて彼のおかげだ。
メールで彼が心配してくれている。
彼と一緒にいると勘違いした夫が、彼の携帯に電話をかけたたからだ。
短いけれど、心のこもったメールだった。
うれしかった。
でも、返事は書けない。
レディーと約束した以上、何を書いてもウソにしかならないから。
もう、二度と彼にメールすることはないだろう。
もう、二度と彼と会うこともないだろう。
ただ、できれば・・・
これははかない夢だけれど・・・
いつか、彼がふらりと喫茶店に寄ってくれて、
レディーと二人で
「いらっしゃい」
と言える日が来ればいいなぁ。
きっとびっくりするだろうなぁ。
そのびっくりした顔が見たいなぁ。
彼は、私の入れたコーヒーを「おいしいよ」といってくれるだろうか?
そして、これは本当にありえないことだけれど、
彼の奥さんと、ポチさんと、レディーと、そして私と・・・
そして彼と・・・
この喫茶店で笑いながら話しあえる日か来れば、そんなに素敵なことはないなぁ
ねえ、本当に好きだったよ。
本当に、本当に、好きだったよ。
今でも、今でも、大好きだよ。
私のことを憶えていてね。
ずっと、ずっと、忘れないでいてね。
私は・・・
あなたさえいたら・・・
さようなら
まず、母を説得しないと。
私一人では、店も子どもたちも困るから。
その足で、実家に行った。
両親にすべてを話した。何もかも話した。
レディーとマスターの好意を無には出来ない。
プライドなんて、ゴミ箱に捨てた。
いまも頭の中にこだまする「妊娠しないって便利だな」という夫の一言に両親も怒り、泣いた。
離婚にも賛成してくれた。
定年退職した父親も店を手伝ってくれると言った。
「やりたかったんだ、喫茶店」
「夫婦で喫茶店を出来るなんて、ラビに感謝しないとね、お父さん。」と言ってくれる母。
この年になって苦労をかけてごめんなさい。
心の中で手を合わした。
父が夫の仕事場に電話をかけて、昼間にもかかわらず
「離婚届をもってすぐに来い!」
ガチャッ!
2時間後、夫が青ざめて飛んできた。
いきなり父が命令する。
「今すぐ判を押せ!」
火曜日には、夫の両親も呼び出された。
父の怒りは収まらない。
こんなに怒った父を見るのは初めてだった。
夫とその両親と2日間話し合い、
1)離婚届けを出す
2)ただし、夫の定年まで、この場にいる者以外には離婚を伏せる
3)夫は、定年まで地方で働く
4)夫の給与は私が管理する
ということを決めた。
離婚を伏せるのは、子どもたちのことを考えたため。
そしてそのほうが、夫の手当てが減らずに済むから。
そして今日、離婚届を出した。
夫は、元夫になった。
私は、晴れて独身だ。
彼に言えないから特にうれしくもないけれど、すっきりはした。
今夜は、レディーとマスターに報告するために大阪に来た。母がマンションで子どもたちの世話をしてくれている。
これから、子どもたちの前で、仮面夫婦を演じるのが苦痛だ。夫婦でもない元夫と一つのベッドで寝るのも苦痛だ。
しかし、夫の転勤までの我慢だ。
地方をわざわざ希望するバカはいないので、転勤は確実だ。
夫は、別れた(はず)の愛人とよりを戻すかもしれない。
そのことは自由だと、夫には告げた。
このブログを書くのも今夜で最後だ。
彼のブログを読めないし、彼に知ってもらうために書き始めたこのブログを書き続けることは、レディーとの約束を破ることにもなるから。
レディーのパソコンで書いてごめんなさい。
ただ、このブログにはいろいろ助けられた。
それから、彼のブログ、そして彼自身なくして、今の状況はありえない。
レディーに会えたのも、マスターが快く店を貸してくれるのも、すべて彼のおかげだ。
メールで彼が心配してくれている。
彼と一緒にいると勘違いした夫が、彼の携帯に電話をかけたたからだ。
短いけれど、心のこもったメールだった。
うれしかった。
でも、返事は書けない。
レディーと約束した以上、何を書いてもウソにしかならないから。
もう、二度と彼にメールすることはないだろう。
もう、二度と彼と会うこともないだろう。
ただ、できれば・・・
これははかない夢だけれど・・・
いつか、彼がふらりと喫茶店に寄ってくれて、
レディーと二人で
「いらっしゃい」
と言える日が来ればいいなぁ。
きっとびっくりするだろうなぁ。
そのびっくりした顔が見たいなぁ。
彼は、私の入れたコーヒーを「おいしいよ」といってくれるだろうか?
そして、これは本当にありえないことだけれど、
彼の奥さんと、ポチさんと、レディーと、そして私と・・・
そして彼と・・・
この喫茶店で笑いながら話しあえる日か来れば、そんなに素敵なことはないなぁ
ねえ、本当に好きだったよ。
本当に、本当に、好きだったよ。
今でも、今でも、大好きだよ。
私のことを憶えていてね。
ずっと、ずっと、忘れないでいてね。
私は・・・
あなたさえいたら・・・
さようなら
コメント