虫の日

今日、6月4日は「虫の日」なんだって。
なるほど、語呂合わせなのね。

虫といえば・・・
彼は、文字通り「虫も殺さない顔」をして、虫を殺さない人だった。
彼の持論は、「虫の命も人の命も同じ価値」だったな。
ちょっと極論かな〜と思ったけれど、半分くらいは本気で思っているみたいだった。
たとえば、蚊がいても、刺されるまでは殺さないし、
ゴキブリやクモとかがいても殺さない。
加害攻撃を受ければ反撃するけど、予防で殺したりしてはいけないそうだ。
「結婚したら、大変だな〜」って、そのときは思った。
だって、わたし、ゴキブリやクモ、大嫌いなんだもん。
殺さないと増えちゃうもん。

中学生のとき、彼は理科の解剖実験に抗議して、それでも中止にならなかったので、学校を休んだ。学校を休んで、大学まで行って校長先生に直談判しにいった。
（わたしたちの学校は大学の附属なので、校長先生は大学の教授なの）
彼が言うには、「解剖」に反対なのではなく、「解剖のために殺すこと」に反対なのだそうだ。
解剖するなら、死体を解剖せよ、ということらしい。

彼の交換日記に書いている言葉。
「生物を故意に殺すことが許されるのは、食用にするときと加害攻撃を受けたときに限られる。防衛や科学の発展は理由にしてはならない。」

ゴキブリを見つける否や、ジェット噴射で殺虫剤を浴びせかけ、やった！と喜ぶわたし。
昔はためらいがあったんだけど・・・。
やっぱり「おばはん」かな〜

でも、今日は「虫の日」だから、今日一日だけは見逃してあげるね☆