わたしの両親の体調がすぐれないので、てんてこ舞いなわたし。
というわけで、SとY香が忙しい昼間に手伝いに来てくれたりする。二人がする英語塾は、小学生と中学生が対象なので、3時くらいまでは時間に融通が利くみたい。
というより、おしゃべりにきている(笑)。
特に、Sの子どもが通う幼稚園がお店の近くにあるので、Sはほぼ毎日、お昼にはお店に顔を出してくれる。
でも、Sは元裁判官というお堅い職業とは思えない「お客様さばき」。どんなに忙しくても「いらっしゃいませ〜」という挨拶は誰よりも早く、注文をとるタイミングとか、声の明るさとか、わたしなんかよりも上手なのよね。常連さんとかにもすっかり馴染んでいるし。マスターも感心していた。くじけちゃいそう・・・。
「がり勉」「上昇志向」という印象ばかりが残っているので、そのギャップにびっくりなわたしです。
逆にY香は・・・向いてないみたい。というか、元気がない。
しかたないよね・・・。
ところで、Sにマスターの食事のことを話すと、
「好きなものは分かっているみたいだけど、嫌いなものは聞いたの?」
と突っ込まれた。
うわ〜、聞いてないよ〜。
なんで、思いつかなかったんだろう?
なんだか、今さらマスターに聞くわけにもいかないし・・・。
困っていると、
「今度、レディーさんに聞いたら?」
とSからアドバイス。
そうよね!
「わたし、レディーさんにものすごく興味があるの。今度来たらすぐに電話してね。仕事の時間以外なら飛んでくるから。」
というS。
レディーも、Sには興味があるみたいだし・・・
レディーが泊まりに来た翌日、Sの傘の話をしたら
「見せて」
というので渡した・・・。
傘を開いて一言。
「これ、ずっと持ってただけじゃないわね。だって、20年以上も経っているにしては、保存状態が良すぎない? 閉じたままだと、開いた時にバリバリいうはずだし・・・」
なるほど。
わたしなんて、傘を開きたくても何だか開いたらいけないような気がして、じっと見ていただけなのに・・・、躊躇なく傘を開くレディー。
な〜んて思っていたりしていたら・・・
「ラビ、傘を開くのが怖かったの?」
と、グサッとくるお言葉。
「何にも出やしないわよ。」
わかっているわよ〜だ。
「そんなことより、ゆっくりSさんと話をしたいな。何だかわたしと話が合うみたいだし。」
「あ、うん、そうかも・・・。」
何だか、Sにレディーを取られるみたいな気が一瞬した。
「Sさんもたぬぽんのことが忘れられないのよね。」
というレディーの「も」という言葉が頭からこびりついたように離れないここ数日。
わたし「も」、レディー「も」、そしてひょっとしたらY香「も」。
まったく罪な男だよ、たぬぽんは。
Sはいつから彼のことが好きだったんだろう?
昔、彼女が恋心を抱いていたなんて気付きもしなかったな。
こんなに明るく楽しい女性だなんて、彼は知らないだろうな。
艶やかにウェーブした髪に透き通るような白い肌。
また、メガネが良く似合うんだよね。
そんな彼女のエプロン姿に・・・
こら〜、マスター、どこを見ているのよ!
もう、ったく!
ご飯作ってあげないわよ!
それにしても、元気のないY香。
お店にもSが無理やり引っ張り出してきているみたい。
元気を出して欲しいな〜。
というわけで、SとY香が忙しい昼間に手伝いに来てくれたりする。二人がする英語塾は、小学生と中学生が対象なので、3時くらいまでは時間に融通が利くみたい。
というより、おしゃべりにきている(笑)。
特に、Sの子どもが通う幼稚園がお店の近くにあるので、Sはほぼ毎日、お昼にはお店に顔を出してくれる。
でも、Sは元裁判官というお堅い職業とは思えない「お客様さばき」。どんなに忙しくても「いらっしゃいませ〜」という挨拶は誰よりも早く、注文をとるタイミングとか、声の明るさとか、わたしなんかよりも上手なのよね。常連さんとかにもすっかり馴染んでいるし。マスターも感心していた。くじけちゃいそう・・・。
「がり勉」「上昇志向」という印象ばかりが残っているので、そのギャップにびっくりなわたしです。
逆にY香は・・・向いてないみたい。というか、元気がない。
しかたないよね・・・。
ところで、Sにマスターの食事のことを話すと、
「好きなものは分かっているみたいだけど、嫌いなものは聞いたの?」
と突っ込まれた。
うわ〜、聞いてないよ〜。
なんで、思いつかなかったんだろう?
なんだか、今さらマスターに聞くわけにもいかないし・・・。
困っていると、
「今度、レディーさんに聞いたら?」
とSからアドバイス。
そうよね!
「わたし、レディーさんにものすごく興味があるの。今度来たらすぐに電話してね。仕事の時間以外なら飛んでくるから。」
というS。
レディーも、Sには興味があるみたいだし・・・
レディーが泊まりに来た翌日、Sの傘の話をしたら
「見せて」
というので渡した・・・。
傘を開いて一言。
「これ、ずっと持ってただけじゃないわね。だって、20年以上も経っているにしては、保存状態が良すぎない? 閉じたままだと、開いた時にバリバリいうはずだし・・・」
なるほど。
わたしなんて、傘を開きたくても何だか開いたらいけないような気がして、じっと見ていただけなのに・・・、躊躇なく傘を開くレディー。
な〜んて思っていたりしていたら・・・
「ラビ、傘を開くのが怖かったの?」
と、グサッとくるお言葉。
「何にも出やしないわよ。」
わかっているわよ〜だ。
「そんなことより、ゆっくりSさんと話をしたいな。何だかわたしと話が合うみたいだし。」
「あ、うん、そうかも・・・。」
何だか、Sにレディーを取られるみたいな気が一瞬した。
「Sさんもたぬぽんのことが忘れられないのよね。」
というレディーの「も」という言葉が頭からこびりついたように離れないここ数日。
わたし「も」、レディー「も」、そしてひょっとしたらY香「も」。
まったく罪な男だよ、たぬぽんは。
Sはいつから彼のことが好きだったんだろう?
昔、彼女が恋心を抱いていたなんて気付きもしなかったな。
こんなに明るく楽しい女性だなんて、彼は知らないだろうな。
艶やかにウェーブした髪に透き通るような白い肌。
また、メガネが良く似合うんだよね。
そんな彼女のエプロン姿に・・・
こら〜、マスター、どこを見ているのよ!
もう、ったく!
ご飯作ってあげないわよ!
それにしても、元気のないY香。
お店にもSが無理やり引っ張り出してきているみたい。
元気を出して欲しいな〜。
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