夫がいなくなって、
夫の部屋を自由に使えるようになった。
結婚してからは、クローゼットの奥深くに封印していた段ボール箱。。。
あなたからいただいたたくさんのノートが、ここにはしまわれている。
数学が好きだったあなたの、要らなくなったノートを
わたしがいただくようになったのは、高校生になってから。
そのときは、単に捨てるのがもったいないと思うだけだったけど、
今では、わたしの宝物。

ノートの端っこに書かれているわたしのメモ書きのような字を見て、
寝る前に想像するのもわたしの密かな楽しみ。

「7月18日、台風接近中」
とか、
「早く帰ろうよ〜」という逆文字
とか。
逆文字になっているのは、わたしが彼の反対側に座り書き込んでいる証拠。
ほおづえをつきながら、書き込むわたしの姿を想像してはおかしくなる。
「P返せ」の逆文字。
これは、何かの罰でパンティを取られていることを示す。
つまり、学校でノーパンでいるというわけなの。
もう!

「パックンしたい」というちょっと斜め文字。
横からほおを寄せて書き込んでいるわたし。
パックンは、彼のを口にふくむこと。
何を書いてるんだか。

ふくらんできたよ〜(ハートマーク)の斜め文字。
う〜ん、
わたしのほっぺかな?
それとも、
もしかして、ズボンの上から彼のものをさすってたりしたんだろうか?

「典子のこと気になる?」
 返事してよ〜
 無視しないで〜
 うえ〜ん」
やきもち妬いてるわたしがいる。

「ごめんちゃい」という逆文字と
その上にある、あなたの「OK」という殴り書き。
許してもらえたんだね、わたし。

なつかしいな〜

「せみの声」
夏休みかな?

そんな風に、昔がよみがえるノート。

この、シワっとなっている部分は、あなたの汗でしょうか。。。

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