結局、行きたくない気持ちを引きずって、若冲展に行った。
観た感想は。。。
確かに凄いな〜と思った。
逆に、こんなに凄いのに、どうして若冲ってあんまり有名じゃないんだろうって、思った。
うちの娘も息子も知らないんだって。
わたしも知らなかったけど。。。
ただ、あなたに逢ってしまうんじゃないかって、ずっとびくびくしていた。
ポチさんと来ているあなたに逢いたくなかった。
少なくとも、このドロドロのマグマを抱えている今は逢いたくなかった。
カフェで最初に
「逢えなかったね」
といったのは、ひとみさん。
「そうね」
と言ったのは、さえ。
「逢わずにすんでよかった」
と言ったのはわたし。
「なんだか機嫌悪いのね。あの日なの?」
とわたしに言ったのは、ひとみさん。
「あの日じゃなくて、あの日の前よ。」
と答えたのは、さえ。
なんでわかるの???
ただね、
二人が、あなたが若冲のどこを気にいったのか、を話しているのを聞いていた時間は楽しかった。
最近、よく思うこと。
わたしは、あなたのセックスの虜になっているだけじゃないのか、という疑問。
こころがあなたを求めているわけではなくて、からだが求めているだけじゃないのか、という疑問。
それほど、からだの欲望が激しい。
ずっとこのまま、一生の間、二度と抱かれることなく終わってしまうことへの恐怖というか、淋しさというか。。。
雌(メス)であることが恨めしい。
ただ、さえとか、ひとみさんとか、
セックスを抜きにしても、あなたを愛している二人を見ていると、そうでもないのかと思ったり。
さえの他にも、あなたを愛し続けている女性がいるのかと思ったり。
そうであれば、あなたにたくさん抱かれたわたしは、幸せなのかと思ったり。
今となれば、
学歴だとか、将来の職業的な夢とか希望とか、
そんなものがいかに陳腐だったか、と思わずにはいられない。
あなたさえいれば。。。なにもいらなかったということを
今ほど思い知らされることはない。
そばにいて、微笑んでくれるだけでもいい。
ごくたまに、腕を組んで歩きたい。
ただ、それだけでもいい。
娘には、そういうことが伝わっているのかどうか。
ただ。。。
世の中の男どもが、いかにくだらない生き物かを知っているわたしには、
愛に生きなさい、と断言できる勇気もなくて。
あなたの優しさあふれる微笑みと、わたしを見下ろすニヒルな微笑が、わたしの脳裏から離れなくて辛い。
さえから、ビアンカ・ランブラン著の「狂わされた娘時代」という本を薦められて読んだ。
彼女は二人の愛人で、赤裸々に二人のことが語られている。
結局、ヴォーボワールの「第二の性」というのが、「サルトルに作られた第二の性」だということがよくわかった。
以前、ひとみさんが言ってたよ。
「彼を知れば、女はみんな彼の僕(しもべ)よ。ただ、彼を知ることが難しいだけ。」
ちょっと大げさかな、と思うけど、
そうなのかもしれないとも思ったり。
さえ、若冲を観て泣いてたよ。
頬をつたわる涙をぬぐおうともせずに見入る彼女は、
きっとあなたのことを想って泣いているんだよ。
一度だけでも、彼女を抱いてあげてほしいと思う。
でも、そんなのは絶対に嫌だとも思う。
観た感想は。。。
確かに凄いな〜と思った。
逆に、こんなに凄いのに、どうして若冲ってあんまり有名じゃないんだろうって、思った。
うちの娘も息子も知らないんだって。
わたしも知らなかったけど。。。
ただ、あなたに逢ってしまうんじゃないかって、ずっとびくびくしていた。
ポチさんと来ているあなたに逢いたくなかった。
少なくとも、このドロドロのマグマを抱えている今は逢いたくなかった。
カフェで最初に
「逢えなかったね」
といったのは、ひとみさん。
「そうね」
と言ったのは、さえ。
「逢わずにすんでよかった」
と言ったのはわたし。
「なんだか機嫌悪いのね。あの日なの?」
とわたしに言ったのは、ひとみさん。
「あの日じゃなくて、あの日の前よ。」
と答えたのは、さえ。
なんでわかるの???
ただね、
二人が、あなたが若冲のどこを気にいったのか、を話しているのを聞いていた時間は楽しかった。
最近、よく思うこと。
わたしは、あなたのセックスの虜になっているだけじゃないのか、という疑問。
こころがあなたを求めているわけではなくて、からだが求めているだけじゃないのか、という疑問。
それほど、からだの欲望が激しい。
ずっとこのまま、一生の間、二度と抱かれることなく終わってしまうことへの恐怖というか、淋しさというか。。。
雌(メス)であることが恨めしい。
ただ、さえとか、ひとみさんとか、
セックスを抜きにしても、あなたを愛している二人を見ていると、そうでもないのかと思ったり。
さえの他にも、あなたを愛し続けている女性がいるのかと思ったり。
そうであれば、あなたにたくさん抱かれたわたしは、幸せなのかと思ったり。
今となれば、
学歴だとか、将来の職業的な夢とか希望とか、
そんなものがいかに陳腐だったか、と思わずにはいられない。
あなたさえいれば。。。なにもいらなかったということを
今ほど思い知らされることはない。
そばにいて、微笑んでくれるだけでもいい。
ごくたまに、腕を組んで歩きたい。
ただ、それだけでもいい。
娘には、そういうことが伝わっているのかどうか。
ただ。。。
世の中の男どもが、いかにくだらない生き物かを知っているわたしには、
愛に生きなさい、と断言できる勇気もなくて。
あなたの優しさあふれる微笑みと、わたしを見下ろすニヒルな微笑が、わたしの脳裏から離れなくて辛い。
さえから、ビアンカ・ランブラン著の「狂わされた娘時代」という本を薦められて読んだ。
彼女は二人の愛人で、赤裸々に二人のことが語られている。
結局、ヴォーボワールの「第二の性」というのが、「サルトルに作られた第二の性」だということがよくわかった。
以前、ひとみさんが言ってたよ。
「彼を知れば、女はみんな彼の僕(しもべ)よ。ただ、彼を知ることが難しいだけ。」
ちょっと大げさかな、と思うけど、
そうなのかもしれないとも思ったり。
さえ、若冲を観て泣いてたよ。
頬をつたわる涙をぬぐおうともせずに見入る彼女は、
きっとあなたのことを想って泣いているんだよ。
一度だけでも、彼女を抱いてあげてほしいと思う。
でも、そんなのは絶対に嫌だとも思う。
コメント
きれいな軽いタッチの文章だけど、考えさせられます。
また来ますね。