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結婚記念日ですね。。。
2008年1月3日今日は、あなたの結婚記念日ですよね。
そんな日にも、あなたは恋人への気持ちを綴っているんですね。
奥様に対する罪悪感とか、ないのでしょうか?
わたしには、年賀メールさえも送ってくれなくて。
ありきたりの年賀メールしか送らない自分にも、少し嫌悪感。
あるがままの気持ちを伝える勇気もないわたし。
寂しいです。
話は変わりますが、昨日、娘が友達の家からダルメシアンの赤ちゃんをもらってきました。
聞くと、生まれたのはクリスマス・イブの日だとか。
とても因縁めいていて驚いています。
あなたはもう忘れたでしょうか。
わたしの高校時代の二つ上の先輩にとても美しい女性がいました。名前は、下田先輩としておきましょう。
犬が苦手な下田先輩が、突然いなくなった彼氏の家に残されたダルメシアンを飼い始めたのは、夏休み直前でしたよね。
あなたが、下田先輩に「散歩はぼくがしますから」と言って、飼うことを薦めたんですよね。
毎日、毎日、犬の散歩のために下田先輩の家に通うあなたを、
冷ややかに眺めるだけのわたしでした。
でも、内心は煮えくり返るほど嫉妬していました。
「ダル」という犬の名前を聞かされるたびに、犬を呪っていました。
だから、その犬が死んだときも、わたしの醜い心は快哉をあげました。
その犬をあなたのゲストハウスがあった裏山に埋葬するときに、手伝ってあげたのも、その犬に対する憎しみからでした。
あなたが彼女とゲストハウスで関係したと聞いてから、
同じベッドで何度も抱かれることが、彼女と犬への復讐でした。
あなたが、わたしに感謝していたのは、あなたの勘違いです。
周囲が驚くほどあなたに尽くしたのも、彼女との時間をあなたに持たさないため。
そして、あなたの恋人であり続けることで、わたしは下田先輩に優越感を持ち続けることができた。
「あなたと関係を持ったのに、彼はわたしを選んでいるのよ。」と。
年月は流れ、わたしも彼女も、あなた以外の人と結婚し、あなた以外の人の子供を生んだ。
そんなある日、下田先輩から電話があった。
「ぜひ、逢いたい。」と。
わたしは正直、彼女を思い出すこともなかった。
だから、「いまさら、何の用だろう?」って思った。
アル中で肌が荒れているわたしを見られたくなかった。
しかも、横浜まで来るようと言う。
「どうしてわたしが、横浜まで行かなくてはならないの?」
と思い、断ったが、
「どうしても」
と言われて、曖昧に「行く」と返事した。
でも、そのまま無視していたら、横浜までの切符と手紙が送られてきた。
しかたなく行くことにした。
彼女が指定したのが、病院だったことも行く気になった原因だったと思う。
病院で会った下田先輩は、往年の美貌など跡形もなかった。
彼女は、急性の白血病だった。
薬の副作用で、髪の毛も抜け落ちているようだった。
死を悟った彼女の告白をここでは詳しく書かない。
ただ、わたしへの謝罪と彼への想いを切々と語った。
そして、犬が苦手なはずの彼女が飼っているダルメシアンをわたしに引き取って欲しいと言われた。
その犬の名前は「ラブ」。
あなたの名前を並び替えると、「こひさま」になる。
古文で「こひさま」は「恋さま」。それで、「ラブ」という名前にしたそうだ。
「わかりました。」と涙ながらに約束した。
年が明けて、彼女が死んだと聞かされ、彼女のご主人と子どもに会いに行った。
「ラブ」を引き取りに行ったのだけど、残された幼い子どもたちがなついているのを見て、「ください」とは言い出せなかった。
その彼女が亡くなったのが、クリスマス・イブの日なのです。
だから、娘がもらってきた犬に「ラブ」という名をつけました。
大事に育てます。
本当に、あなたは「恋さま」ですよね。。。
ただ、あなたに恋するためには、女は女の大切な部分をなくさなくてはいけないのでしょうか。
わたしは子宮、Ladyは乳房、そして下田先輩は命。
残酷です。。。
そんな日にも、あなたは恋人への気持ちを綴っているんですね。
奥様に対する罪悪感とか、ないのでしょうか?
わたしには、年賀メールさえも送ってくれなくて。
ありきたりの年賀メールしか送らない自分にも、少し嫌悪感。
あるがままの気持ちを伝える勇気もないわたし。
寂しいです。
話は変わりますが、昨日、娘が友達の家からダルメシアンの赤ちゃんをもらってきました。
聞くと、生まれたのはクリスマス・イブの日だとか。
とても因縁めいていて驚いています。
あなたはもう忘れたでしょうか。
わたしの高校時代の二つ上の先輩にとても美しい女性がいました。名前は、下田先輩としておきましょう。
犬が苦手な下田先輩が、突然いなくなった彼氏の家に残されたダルメシアンを飼い始めたのは、夏休み直前でしたよね。
あなたが、下田先輩に「散歩はぼくがしますから」と言って、飼うことを薦めたんですよね。
毎日、毎日、犬の散歩のために下田先輩の家に通うあなたを、
冷ややかに眺めるだけのわたしでした。
でも、内心は煮えくり返るほど嫉妬していました。
「ダル」という犬の名前を聞かされるたびに、犬を呪っていました。
だから、その犬が死んだときも、わたしの醜い心は快哉をあげました。
その犬をあなたのゲストハウスがあった裏山に埋葬するときに、手伝ってあげたのも、その犬に対する憎しみからでした。
あなたが彼女とゲストハウスで関係したと聞いてから、
同じベッドで何度も抱かれることが、彼女と犬への復讐でした。
あなたが、わたしに感謝していたのは、あなたの勘違いです。
周囲が驚くほどあなたに尽くしたのも、彼女との時間をあなたに持たさないため。
そして、あなたの恋人であり続けることで、わたしは下田先輩に優越感を持ち続けることができた。
「あなたと関係を持ったのに、彼はわたしを選んでいるのよ。」と。
年月は流れ、わたしも彼女も、あなた以外の人と結婚し、あなた以外の人の子供を生んだ。
そんなある日、下田先輩から電話があった。
「ぜひ、逢いたい。」と。
わたしは正直、彼女を思い出すこともなかった。
だから、「いまさら、何の用だろう?」って思った。
アル中で肌が荒れているわたしを見られたくなかった。
しかも、横浜まで来るようと言う。
「どうしてわたしが、横浜まで行かなくてはならないの?」
と思い、断ったが、
「どうしても」
と言われて、曖昧に「行く」と返事した。
でも、そのまま無視していたら、横浜までの切符と手紙が送られてきた。
しかたなく行くことにした。
彼女が指定したのが、病院だったことも行く気になった原因だったと思う。
病院で会った下田先輩は、往年の美貌など跡形もなかった。
彼女は、急性の白血病だった。
薬の副作用で、髪の毛も抜け落ちているようだった。
死を悟った彼女の告白をここでは詳しく書かない。
ただ、わたしへの謝罪と彼への想いを切々と語った。
そして、犬が苦手なはずの彼女が飼っているダルメシアンをわたしに引き取って欲しいと言われた。
その犬の名前は「ラブ」。
あなたの名前を並び替えると、「こひさま」になる。
古文で「こひさま」は「恋さま」。それで、「ラブ」という名前にしたそうだ。
「わかりました。」と涙ながらに約束した。
年が明けて、彼女が死んだと聞かされ、彼女のご主人と子どもに会いに行った。
「ラブ」を引き取りに行ったのだけど、残された幼い子どもたちがなついているのを見て、「ください」とは言い出せなかった。
その彼女が亡くなったのが、クリスマス・イブの日なのです。
だから、娘がもらってきた犬に「ラブ」という名をつけました。
大事に育てます。
本当に、あなたは「恋さま」ですよね。。。
ただ、あなたに恋するためには、女は女の大切な部分をなくさなくてはいけないのでしょうか。
わたしは子宮、Ladyは乳房、そして下田先輩は命。
残酷です。。。
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