「親指姫」と「爺さん」

ホストさんの現在の常連客は「親指姫」と「爺さん」。

まずは、親指姫さんの話。
（書いていいのかな？？？　まあ、いいか。）
彼女は、人妻。

何回目かのデートのときに、お酒を飲みながら、ホストさんが訊ねたそうだ。
「毎週のようにデートを申し込んでいただいて、すごく嬉しいんだけど、少し疑問が。。。本当は、もっと何かして欲しいことがあるんじゃないのかな？たくさん、お金を使っていただいているから、気になって。」
「。。。」
返事がないというのは、本音は「プレイ」かな、と思い、彼女をホテルに誘ったそうだ。

基本的には、「デート」を指定されたら「プレイ」はしてはならないのがルールらしい。
というのは、「レイプされた」と訴える女性がごくたまにだけどいるらしいから。
「プレイ」で指定されれば、それがメールに残るので安心だけど、「デート」指定で「プレイ」すると問題が起きる余地があるというわけ。

そこで、ホストさんは部屋に入って最初に、最終的な意志の確認をしたそうだ。
「これから、『プレイ』に入りますが、いいですか？」
すると、小さくうなずく。
一応、ホストさんは、念のために事務所に「プレイに切り替わりました。」と電話して、シャワーを浴びた。
で、彼女がシャワーから出てくるのを待っていると、からだにではなく、足にバスタオルを巻きつけてピョンピョン跳ねながら彼女が出てきた。
唖然としていると、そのまま彼女はベッドに倒れこんだ。
「足、怪我したんですか？」
と自分でも間抜けな質問だと思いながら質問すると、首を横に振る。
まあ、いいかと思い、キスしようとすると、部屋に入って初めて声を出した。
「あの。。。」
「えっ。。。」
「あの。。。もし、嫌でなければ足を。。。その。。。もしよければですけれど。。。舐めて欲しいんです。」

後で理由は判明したそうですが、
（これはちょっと書かない方がいいと思うので書きません。）
彼女は、足を舐めてもらうことにすごく憧れていて、オナオナするときは、いつもそういうシーンを想像するそうです。
でも、旦那には言えないので（旦那が舐めてくれるのは、乳首の一点だけ！唇へのキスもないらしい。）、ホストさんなら、と思い、思い切って電話したそうです。

というわけで、ホストさんは、毎回、彼女がオナニーをしている間、足を舐めているそうです。
特に彼女が感じるのが親指なので、名づけて「親指姫」だって。



「爺さん」は、もっと変わっている。

彼女は、30＋αの独身のOLさん。
いかにも、仕事できます！って感じの女性だそうだ。
彼女の希望は、「料理ができる人」。
で、ホストさんは料理が嫌いじゃないので、事務所からホストさんが派遣された。
その後のいきさつは、「親指姫」とほぼ同じ。
ただ、「プレイ」に切り替えようとすると、
「来週、わたしの部屋でお料理を作って欲しいんですけれど。。。」

ホストさんは、まあ料理は口実だな、と思い、勇んで待ち合わせ場所に行き、一緒に食材を買い、いよいよ彼女のマンションに！
ところが、本当に料理をさされて、一緒に食事して、はい、さようなら。
そういうことが何回かあったある日、いつものように食事を作り、一緒に食べていると、彼女の恋人が突然部屋にやってきて、すったもんだ。
にもかかわらず、また彼女から予約が。
そこで携帯で、「もう、あなたの部屋で会うのはやめましょう。」と告げると、彼女は、それは困るという。

結局、判明したのは、彼女はホストさんが食事を作っている姿を見て興奮して、あとでオナニーをしているとのこと。
（すべてが判明するまでにそれから半年くらいかかったそうだ。そして、そういう性癖に陥るまでには、やはり理由もあるのだけど、それは書くとまずいので。）
今では、ホストさんは全裸で料理を作らされて、全裸で一人で食べさされて、その間中、彼女は服を着たままホストさんをじーっと凝視しながらオナオナしているとのこと。
（「自慰」と「じーっと」から、「爺さん」と命名。）

不思議なのは、ホストさんが食べている間、♂を大きくしていないと怒られるそうだ。
ホストさんとしては、テーブルを挟んだ向こうで、服を着ているとはいえ女性がオナオナしているわけで、当然興奮するわけで。
でも、自分は射精できなくて辛いし、自分だけ全裸で♂を大きくしているのも恥ずかしいので、
射精してから彼女のマンションに行くようにしたそうだけど、怒られたそうだ。

ホストさん曰く、
「最近、地獄です。」

なんだか、いろいろな人がいるもんです。
それに比べれば、わたしはある意味で「ノーマル」だよね☆