考えてみると。。。

「かぐや姫」さんも、「親指姫」さんも、「爺さん」も、
み〜んな、旦那や恋人に自分の本当の姿を告げられずに、苦しんでいるのよね。
本当は、自分が愛する人にしてもらいたい、でも言えない。
苦しんだ末に、出張ホストに。
でも、きちんと、最後の一線は守っている。

そう考えると、悪いのは旦那や恋人。
自分の妻や恋人の、すべてを受け入れる覚悟や包容力がないんです。
それをわかっているから、彼女たちは苦しんでいるんです。

今よりももっと恥ずかしい姿をお互いに見せ合えるような関係。
そこに横たわる信頼感。
セックスというのは、単に「子どもを作る」とか、「射精する」とか、そういう物質的な役割だけでなく、
もっと深いところで精神的に結びつきあうための役割が大きいと思うの。
でも、そういう精神的な結びつきを深くする努力をしない男性がいかに多いか。

わたしの身の回りにも、身勝手な男性をパートナーに選んだばかりに、結婚生活が破綻した女性がどれほどいるか。。。


でも、わたしもセックスの深い意味が分かってきたのは最近で。。。
若い頃は、即物的なものにしか、捉えていなかった。
精神的にも肉体的にも、もっと深いところで結びつき合いたい、分かり合いたい、
そんな彼の気持ちを理解できなかった。

恥じらいを忘れず、
でも、あなたにだけは見せられる恥ずかしい姿。
そこに溢れる思いやりや優しさ。
見えていたはずなのに、目を瞑った。
分かっていたはずなのに、深くわかろうとしなかった。
すべてを許してくれる包容力に甘えて、わがままばかり。
最後には、包容力の海の中で溺れて死んだ。

哀しいな。。。

そういえば、ぱいちゃんが言ってたな。
「先生って、すごくちゃらんぽらんに見えるときがあるけど、でも実は、いつも理性的で誠実で。。。バランス感覚がすごくて。善悪の境のギリギリでいても、絶対に落ち着くところは「善」なんよね〜。だから、めっちゃ安心して甘えまくったり。でも、ああいう感覚に触れちゃうと、次が難しいんよね。。。」

高校生のときに、ちゃんと分かってたんだ。
わたしなんて、大学生になっても分からなかったあんぽんたん。
たしかに、次は難しかったです。
というか、もう「次」はないかも。。。
（「かも」じゃなくて、「絶対」かも。。。）