気付いてくれた。。。

まあちゃんに、彼に逢えなかった話をしたら、笑われた。
「いい年した女が3人もそろって、何を恥ずかしがってんのよ〜」ってね。

いい年をしてるからこそ恥ずかしいの。
でも、そういうのが、まだわかんなくて、うらやましいな。
（って言うかぁ〜、あんただって、バツイチの30路とくれば、いい加減にわかれよ〜！）

いつからかな、近くで肌を見られるのが怖くなったの。

旅行中に一度だけ、夜中に電話した。まだ、夜が開ける前に、非通知の無言電話を。
彼の職場だと思われる窓の明かりを見ながら。。。

声を聴いては切り、それを3度ほど繰り返したときに、電話の向こうで、彼がわたしの名前を呼んだ。
その瞬間、驚きと喜びとで、声も出ず、ただ涙が溢れた。
彼には、もう何百回も泣かされたよ。。。

「大丈夫？」という彼の声に、泣くことしかできず、
「何か困っているの？」という彼の声に、「ううん」というのがやっとだった。
うっとうしいと思われるのが嫌なので、実を引き裂かれる思いで電話を切り、その後で「逢いたいの」と、声を絞り出した。

いい年をして、馬鹿みたい。