狭い部屋

何もない、
ただ「住む」という機能に集約されただけの、何もない部屋。
改装工事が済んで、きれいになったけど、
狭い部屋であることに変わりはない。

独りでこっそりと入ってみると、
ん？
部屋というより、「穴」という感じかも。
狭い階段をたどって、「穴に入る」という感じかな。
そう感じた。

狭くて、天井が低くて。
でも、どうしてか、居心地がいい。
なんとなく安心できる、不思議な感じ。
これが、ぱいちゃんが言ってた「こもる」感じなんだ。

絵を書くのも止めたらしい。
付き合っていた男たちとも、「清算」したらしい。
一切合財を捨てて、この「穴」に「こもる」のは、なぜなんだろう？

よくわからないよ、ladyは。。。


彼が「祝賀会」で、ぶっ倒れたらしい（笑）。
（といっても、祝賀会の最中にテーブルにうつむせになって寝てただけらしいけど）
合格者も、不合格者も、受験生も受験生でない生徒も、卒業生も、
みんな集まる「祝賀会」。
何を祝うかというと、がんばったこと、これからがんばることを祝う会らしい。
不思議な「祝賀会」だ。彼らしいけど。。。


まあ、これで、Ｓとのデートの可能性はますます薄くなってきた。
性格悪いよな～。