秋の気配。。。

夜更けの涼しげな風が、秋の訪れを教えてくれる。
昨日の夜の月は、それは美しくて。
好きな人と一緒に、この月を愛でることができたらどんなに幸せか、
そんな想いで、昨日の夜は胸が張り裂けそうだった。

「好きなの！」って、大きな声で叫びたい、そんな夜だった。
人恋しさに涙が溢れた、そんな夜だった。


抱きしめられたい。
縄でがんじがらめに縛られて身動きができないくらいに。
あまりに大きな波が押し寄せてきても、わたしが逃げないように。
そして、ぐったりするわたしの口にも入れてください。
舌で愛しみ、口いっぱいの精を受け止めますから。

全てが終わった後に、あなたの胸に顔を埋めて心臓の鼓動を聞けたら。。。
そうしたら、わたしには何もいらない。

でも、夢で見たあなたは冷たくて。。。
知らない誰かを抱くあなたを、独りで見ているわたしがいた。

哀しかったの。
もう一度、愛されたい。
同情ではなくて、求めて欲しい。

こんなに愛しているのに。



からだに刻み込まれた快楽の記憶が、わたしを時折苦しめる。
わたしの指では、押さえつけられないわたしの中の暴れ馬。
乗りこなせるのは、あなただけなのに。。。